長さ方向(列線本数)の調整が容易
列線(加工された1本の線)を足していけば、縦に長いひし形金網をどこまでも編んでいけます。
また、列線を抜けばそこで切り離せるので、長さ方向の調整が容易です。
列線(加工された1本の線)を足していけば、縦に長いひし形金網をどこまでも編んでいけます。
また、列線を抜けばそこで切り離せるので、長さ方向の調整が容易です。
端部を曲げない平織はもちろん、端部がほつれないように曲げるナックル加工(水平・完全)や
カール加工など、使用シーンや用途に合わせて加工することができます。
列線の線径はΦ2.0mmからΦ5.0mm、網目の幅は10mmから最大100mmまで。
線径と網目の組み合わせで、さまざまな用途に適するひし形金網をつくることができます。
線径
#65.0mm
#84.0mm
#103.2mm
#122.6mm
#142.0mm
ナックル
加工
カール
加工
網目
100mm
○
○
○
○
OK
75mm
○
○
○
OK
63mm
○
○
○
OK
OK
56mm
○
○
○
○
OK
OK
50mm
○
○
○
○
○
OK
OK
40mm
○
○
○
○
OK
OK
32mm
○
○
○
OK
OK
25mm
○
○
○
OK
20mm
○
○
OK
15mm
○
○
OK
10mm
○
OK
A4用紙でPDFファイルをプリントされると原寸となります。
鉄線に伸線なまし加工及び焼きなまし加工を行った後、溶融亜鉛めっきを行った鉄線です。線径、硬さ、めっき付着量などは、用途やニーズに応じて対応できます。
JIS規格に基づいて押出形成機により合成樹脂を心線の亜鉛めっき鉄線上に接着剤を用いてしっかりと密着させ、容易にはく離しない構造にしています。
種類心線には2種/3種/4種の亜鉛めっき線を使用していますが、JIS改正により従来の標準品に加えて抗張力の高いH種が規格化。種類が豊富になり、強いひし形金網の製造が可能になりました。
ニューサンカラーワイヤーは、これまでのサンカラーワイヤーの約2倍の塗膜厚に。樹脂塗膜部を増強したことで耐候性、耐久性がより一層グレードアップしました。また、景観に配慮した抵光沢仕上げを行っているため、使用環境にマッチします。
景観性ニューカラーワイヤーの塗装には、最新の特殊な耐候性のある樹脂塗料を多数回にわたり塗布・焼付しています。色のバリエーションは、標準色以外にも取り揃えており、周囲の景観に調和したものをご提供できます。
専用の自動ひし形金網製網機で連続列線加工しますので、メッシュフェンスのような溶接箇所がないため、強く、しなかやなひし形金網ができあがります。
JIS規格では網目は20mm~50mmまでの5種類ですが、10mm 、15mm 、56mm〜100mmまでを加えるとさらに多くなり、適した線径と組み合わせることで金網としては最も多くの種類があります。
衝撃吸収力は立入防止や安全柵として大切な要素です。使用する材料と網目の組み合わせにより溶接金網より高い衝撃吸収力を実現し、施工後長期間の使用に対しても優れた機能を維持します。
網目を40mmや32mm目など小さい網目を使用した場合でも施工が容易なように、端末を機械で各種のナックルを施し、コンパクトな結束仕上げに。高尺や長尺の施工も合理的に行うことができ、あらゆる斜面や凹凸のある現場にも対応できます。
JIS規格の改正により従来のVA(ビニル被覆なまし鉄線製)は削除され、V(E)-GS2(合成樹脂被覆亜鉛めっき鉄線製)が標準品に。金網両端切断面の腐食も改善され耐食性が大幅に向上し、安心して使用できるようになりました。
ひし形金網の大・小の網目デザインは他の形状の金網と比べ、その幾何学模様が周囲の景観やあらゆる建築物と調和するため、トータルデザインとしても優秀です。
不測の破損事故や定期的な補修でも張替えは容易です。金網の輸送もメッシュフェンスに比べてコンパクトで、最も低コストで修理ができます。
ネットフェンスにひし形金網を使用した場合は、材料と線径、網目、色調などを自由に組み合わせることができます。接続や切断も容易で、予算に応じた最も経済的な設計施工が可能です。
この規格は、主にフェンスに使用される亜鉛めっき鉄線製ひし形金網、着色塗装亜鉛めっき鉄線製ひし形金網及び塩化ビニル被覆亜鉛めっき鉄線製ひし形金網について規定する。ただし、亜鉛めっき鉄線製ひし形金網については、あとめっき1したものを除く。
1あとめっきとは、線を製網加工した後で亜鉛めっきを行なうことをいう。
備考この規格の引用規格を次に示す。 JISG3552着色塗装亜鉛めっき鉄線/JISG3543合成樹脂 被覆鉄線/JISG3547亜鉛めっき鉄線/JISHO401溶融亜鉛めっき試験方法
この規格で用いる主な用語の定義は、次による。
① ひし形金網 ジグによって一定のピッチで山形に曲げられた列線を互いにからませて、平行四辺形の網目を形成する金網。
② 列線 金網の構成単位となる、折り曲げ加工された一本の線。
線径 列線の線径は、表2による。
図1備考図1は単に名称を示すものであって、形状及び構造の基準を示すものではない。
表3備考端末ねじり加工及びナックル加工の場合は、その加工された部分の網目寸法の許容差は規定しない。
幅 幅は、図1のとおり、列線の端から端までの距離で表し、その許容差は端プラス1網目、マイナス0網目に相当する長さとする。
長さ 長さは、図1のとおり、平面上に張り広げた、列線の端から端までの距離で表し、その許容差はマイナス側は0とし、プラス側は列線2本以内とする。
角度 突出し長さの寸法は、図1のとおり、列線の最端の屈曲部から端末までの長さとし、その寸法は1/3網目以上とする。
突出し長さの寸法 角度は、図1のとおり、列線の屈曲部の角度をいい、その角度は85°を標準とする。
線径と網目寸法の組合せ 線径と網目寸法の組合せは、表4による。
表4備考○印はZ種、C種及びV種、E種に適用する。ただし、●印はZ種及びC種だけとし、V種、E種には適用しない。
材料は次による。
①亜鉛めっき鉄線製ひし形金網に用いる材料は、JIS G3547のSWMGS-2、SWMGS-3、
SWMGS-4、SWMGS-6、SWMGS-7、SWMGH-2、SWMGH-3及びSWMGH-4に適合したものとする。
②着色塗装亜鉛めっき鉄線製ひし形金網に用いる材料は、JIS G3542のSWMCGS-2、
SWMCGS-3、SWMCGS-4、SWMCGS-6、SWMCGS-7、SWMCGH-2、SWMCGH-3及び
SWMCGH-4に適合したものとする。
③合成樹脂被覆亜鉛めっき鉄線製ひし形金網に用いる材料は、JIS G3543の
SWMV(E)-GS2、SWMV(E)-GS3、SWMV(E)-GS4、SWMV(E)-GH2及びSWMV(E)-GH3に適合したものとする。
亜鉛めっき特性 Z種の列線の亜鉛付着量は表5による。
外観は次による。
①列線の表面には、きず1、き裂2、はく離3その他の使用上有害な欠点及び色むらがあってはならない。
②列線は、形状が正しく5、網みはずれ6があってはならない。
③列線は、途中につなぎ7があってはならない。
2製網加工のときに生じるきず。
3製綱加工のとき生じるひび割れ被膜がはがれた状態。
4塗膜及び被膜が亜鉛めっき鉄線からはがれたり、遊離した状態。
5ねじれのない均一な列線で編み合わせされ、網全体として同一平面にあり、不整形でない状態。
6隣接する列線が途中からかみ合わず、離れて破れたような状態。
7ある列線が必要なだけの長さ(製品の幅に相当)に足りない場合、不足分に対して別の列線を重ね編みした状態。